彼は、同年２月に、発売した「ヤング・ブラッズ」では、歌詞の中でお正月の様子
を描いた ”静かな街のブルースに眠るこの街のNEW YEARS DAY”と唄い、そし
て、この年の締めくくりがこの曲であった。この曲は、やはり２月に彼が、クリスマ
スの曲を作ろうと決心して、真夏の暑い時期にクリスマスの事を思いながら作った
らしい。また、彼は、「僕は”ブルー”って言う言葉を歌詞の中でよく使うけど、他の
シンガーが歌う”ブルー”とは、少し違うような気がする。この歌の登場人物は、ク
リスマスの時期に街の中をひとりで歩いている。決して誰かと一緒ではない。だけ
ど誰かと一緒になることを強く望んでいる。僕の歌のシチュエーションに出てくる登
場人物は、みんなそんな感じ。もう少しでうまく結ばれるんだけれども、その一歩
手前で一人葛藤しているっていうような・・。僕自身も実生活でそういうことが多い
し、そういった意味での”イン・ブルー”だと思う。クリスマスの街を歩いていると、イ
ルミネーションがあんまりきれいなので恨めしくなることもあるだろうし、なんだか
虚飾に満ちあふれていて、なんて寂しいだろうと思うこともあるだろうし、でも２時間
くらい歩き回っているうちに、やっぱりクリスマスは、誰も彼もが平等にクリスマス・
デイのもとで生きているんだと思って、何か幸せな気持ちになるときもある。」とこの
曲について語っている。それでは、彼の語る”ブルー”に込められた思いをお聴き下
さい。
収録曲は、ＣＤも同じで、以下の通りです。
1.Vocal/Extended Dub Mix :7'13"
時々、歌詞が抜けているので、聴くとき、皆さんで補ってとある。
（ハートランドの手紙より）
2.Vocal/Original Version : 4'24"
3.Instrumental/Orchestra Version :4'39"
DUB MIX VERSIONでは、曲の冒頭で、元春が”HAPPY XMAS"とささやくところは、
ジョン＆ヨーコのHAPPY XMASを彷彿させる。曲は、レゲエ・タッチのリズムに鈴の
音が絡み、見事に冬のクリスマスに仕上げている。鈴の音だけでない・・何がそう
感じさせるのだろうか。レゲエのリズムが、しんしんと降る雪を連想させるのですが
・・・皆さんはいかがでしょうか？歌詞の中での「聖なる夜に口笛吹いて・・」という
言い回しが気に入ってます。
なお、１２インチシングルのＡ面最後の余白部分には、「Hi Everybody MERRY
CHRISTMAS 85/24/12 MOTO」と刻まれたメッセージ入りのレコードです。
しかし、メッセージを刻むなんて、誰が初めてなんだろうか？ひょっとして彼が、
初めてかなぁ・・。８８年のチャゲ＆飛鳥のシングルにも刻まれていたなぁ・・。
※掲載の引用文は、ＦＭステーションのインタビュー記事より、転載・引用しました。
2013/12/4にiTuneストア限定でクリスマス・ソング第二弾「みんなの願いかなう
日まで」がリリースされました。CDで出してくれればいいのに・・・。Christmas Time
In Blueを彷彿させるクリスマス・ソングです。
ＣＤの見開き歌詞カード。
ＣＤ番号：ESCB1260
発売日：1991/11/21
作詞/作曲：佐野 元春
特別限定ピクチャーＣＤ仕様
発売日：1998/12/2
限定でなかったのか？これまた
ピクチャーＣＤ。時効か？
12nch Single
レコード番号：12・3H-200
発売日：1985/11/21
制作：EPIC SONY RECORDS
レコード番号：QY・5H-90026
制作年：1986年
作詞/作曲：佐野 元春
SideB：大江千里/BEDTIME STORIES
Ｂ面にChristmas Time In Blueのインストを収め
たものも存在する。よく似たジャケットだが、金色
文字ではない。
